フィリピンの書類取得が複雑な5つの理由
1. 複数の政府機関が関与する分散型システム
フィリピンの公的書類取得は、日本のように一元化されていません。PSA(統計局)、NBI(国家捜査局)、DFA(外務省)、LTO(陸運局)など、それぞれ独立した機関が管理しており、各機関で手続きが異なります。
- PSA: 出生証明書、婚姻証明書、独身証明書(CENOMAR)を発行
- NBI: 無犯罪証明書(NBI Clearance)を発行
- DFA: アポスティーユ認証(国際認証)を実施
- LTO: 運転経歴証明書を発行
2. オンライン化の遅れとシステム不安定性
近年、PSAやNBIはオンライン申請システムを導入していますが、システムダウンが頻繁に発生します。特に月初や給料日後は申請が集中し、サーバーがダウンすることも珍しくありません。
💡 実例:PSAオンライン申請の課題
PSAのオンライン申請システムは便利ですが、決済エラーが発生しやすく、エラー後の返金処理に数週間かかることがあります。また、申請後の配送も地域によっては1ヶ月以上かかるケースがあります。
3. 窓口業務の非効率性
フィリピンの政府機関窓口は、以下のような特徴があります:
- 長い待ち時間: 午前中に行っても2〜3時間待ちは当たり前
- 昼休みの長さ: 12:00〜13:00は完全にクローズ
- 担当者による対応のばらつき: 同じ書類でも担当者によって要求される追加書類が異なる
- 現金決済のみ: クレジットカードが使えない機関が多い
4. 書類の「HIT」問題
特にNBI Clearance取得時に発生する「HIT」は、同姓同名の犯罪記録者がいる場合に追加調査が必要になる仕組みです。HITが発生すると、通常1日で取得できるNBI Clearanceが数週間〜数ヶ月かかることがあります。
5. アポスティーユ認証(DFA)の待機時間
国際結婚やビザ申請で必要なアポスティーユ認証は、DFA(外務省)で実施されます。通常の処理時間は3〜5営業日ですが、繁忙期(12月〜2月)は2〜3週間かかることもあります。
書類取得を効率化する3つの対策
対策1: 現地代行サービスの活用
フィリピン現地に拠点を持つ代行サービスを利用することで、以下のメリットがあります:
- 窓口での待ち時間を削減
- システムエラー時の即座の対応
- HIT発生時の迅速な追加手続き
- 複数機関の書類を一括取得
対策2: 早めの申請開始
最低でも2ヶ月前からの申請開始をおすすめします。特に以下の時期は避けるべきです:
- 12月〜2月(クリスマス・年末年始シーズン)
- 3月〜5月(卒業シーズン・選挙シーズン)
- 月初・給料日直後(申請が集中)
対策3: 必要書類の事前確認
各機関の最新要件を事前に確認し、すべての書類を完璧に準備してから申請することが重要です。不備があると再申請が必要になり、さらに時間がかかります。
まとめ:フィリピン書類取得の現実
フィリピンの公的書類取得が時間と手間がかかる理由は、システムの分散化、オンライン化の遅れ、窓口業務の非効率性など、複数の要因が絡み合っています。しかし、適切な準備と現地サポートがあれば、これらの課題を最小限に抑えることができます。
✅ 当社のサポート内容
株式会社IGRSは、フィリピン・セブ島に現地拠点を持ち、PSA、NBI、DFA、LTOなどの書類取得を一括代行しています。システムエラーやHIT発生時も即座に対応し、最短での取得をサポートします。